おくノート

この化粧回しは叔父さんが若い頃使っとったのを受け継いだんで、もう30〜40年モノ。
来年新しいのを作ろうと思っとるから、今年で最後になるかもなぁ。

和英さん、侑大くん（若山町）

両親の地元・蛸島町の祭りに、毎年親子で参加する自称「祭りバカ」の橋本さん親子。物心付く前から祭りに連れ出されてきた侑大くんは今年で9歳。段々と祭りのことが分かってきたそう。

帽子ですね。
新幹線が好きなので新幹線のおもちゃとか、りんごなど秋の収穫物も付けました。

通敏さん（蛸島町）

お父さんが大の祭り好きで、自身も3〜4歳から参加している通敏さん。40代半ばになった今でも、「もっと上の方もいらっしゃるので、僕らはまだまだ真ん中世代です」。

この上着です。自分で生地を選んでお母さんが縫ってくれたものを毎年着ているんです。

真美さん（金沢市）

金沢市に暮らすようになっても、毎年祭りの日には必ず戻ってくるという真美さん。家族や近所のみんなとの再会もキリコ祭りの楽しみのひとつだそう。

父親が学生の時に着とったドテラや化粧回しは、着ると何とも言えん気持ちになります。

左から　朋也さん、一樹さん、 友己成さん（蛸島町）

化粧回しに付けた鈴をシャンシャン鳴らしながら、歩いていた高校生三人組。小さい頃は一緒にキリコの上に乗って太鼓を叩き、中学に入った頃から、みんなでキリコの担ぎ手に。