ほぼ同じポイントで撮影した、ミズクラゲの群れ。ミズクラゲとアマモに上下から挟まれるような状態に。しばらくするとイワシの群れもやってきたそう。
わるないわ〜奥能登珠洲 投稿写真ピックアップ珠洲の海中草原
投稿写真の中から、気になる写真の裏側を追跡!
- 投稿者:小木曽正造さん/男性・30代・能登町
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愛知県出身。金沢大学 環日本海域環境研究センター 臨海実験施設の技術職員として、調査・研究の補助などを行っている。
投稿者に撮影秘話を伺いました!
珠洲の自然が美しいのは誰もが知るところですが、海中にどんな景色が広がっているのか知らない人は多いはず。金沢大学 環日本海域環境研究センターに勤務する小木曽正造さんは、仕事で日常的に奥能登の海に潜っていて、この写真を調査作業の合間に撮影しました。
「日本海側のアマモという海草が生えている場所は、比較的深いところにあるのが特徴です。これを撮影したのは鉢ヶ崎の数100m沖、水深20m弱のところです。まるで草原の上を飛んでるみたいでした」
何kmにもわたって広がる緑の草原が、ゆったりと波に揺れる様は、今まで見たアマモ場のなかで一番美しかったそう。
「海の中で見た生き物の種類を確認したくて、水中写真を始めたので、普段は魚を真横から撮ったりなど、記録用の写真ばかりなんです。その点これは、きれいに撮ろうと意識しました。水の中にいることがわかったほうがいいと思って、わざと空気も写し込んでいるんです。この写真を見て、珠洲の海に潜りたいと思ってくれる人がいたら嬉しいですね」
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