わるないわ〜奥能登珠洲 投稿写真ピックアップ祭りの日の子どもたち

投稿写真の中から、気になる写真の裏側を追跡!

祭りの日の子どもたち
投稿者:松田咲香さん/女性・30代・飯田地区

珠洲市飯田町出身。学生時代に写真を撮り始め、東京の写真スタジオで働いたのち、3年前に珠洲にUターン。この写真は、2016年9月に三崎町細屋の秋祭りで撮影。

投稿者に撮影秘話を伺いました!

珠洲の祭りには、神輿(神様)を家にお迎えするために、神主さんが家々を回って祝詞をあげる文化「御招待」があります。そのときに撮影されたのがこの1枚。撮影者の松田咲香さんは、珠洲にUターンしてから祭りの写真を撮り続けているといいます。
「きっかけは、父が見せてくれたお祭りカレンダー。中学卒業後、珠洲を離れてしまったので、地元飯田の燈籠山祭りしか知らなかったんです。でもほかの地区に行ったら全然違っていて、珠洲について何も知らないことに気づきました」
撮影したご家庭は知り合いでも何でもなく、外で写真を撮っていたら「あんたちゃんと食べたんか?」と声をかけられ、あれよあれよと家の中にいれてくれたのだそう。
「どこへ行っても受け入れてくれるのがすごく嬉しいし、写真を撮るとありがとうってお礼まで言ってくれて、自分が必要とされている感じがしたんです。祭りの撮影を始めたおかげで、なかなかできない経験をさせてもらっています。これからも珠洲にいる人たちを、撮り続けていきたいですね」

「庭酒」という文化

そのときいただいて「めっちゃおいしかった」という、ひじきのおにぎり。神様に奉仕している人を労うために、ごちそうやお酒などを振る舞う「庭酒」という文化があるそう。

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