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『ツール・ド・ニッポン in 奥能登』開催レポート
トラベルライフスタイル誌「PAPERSKY」とコラボレートした、奥能登をめぐる1泊2日の旅イベント『ツール・ド・ニッポン in 奥能登』が9月24日(土)・25日(日)に開催されました。
<1日目>
飛行機、電車、自家用車。それぞれの交通手段で奥能登に集合し、1日目がスタート。1日目は奥能登をぐるっと回るバスツアーです。まずは腹ごしらえということで、穴水駅からすぐの場所にある焼肉店「華店」でA5ランクの能登牛ランチを堪能。お腹も充たされたところで、一行は奥能登のほぼ中央に位置する能登町柳田の「国民宿舎 能登やなぎだ荘」へ。北陸随一の泉質と言われる「柳田温泉」は、とろっとしたお湯が特徴です。身も心もリフレッシュした一行を乗せ、バスは日本海を北へ奥へ。「道の駅 すず塩田村」に到着し、揚げ浜塩田での塩づくりの様子を見学しました。
塩田村を出発した後は、半島ならでは壮大な景色を眺めながらの岬めぐり。その途中で訪れたおいしい休憩スポット「二三味珈琲 海の家」では、日本海を眺めながらのコーヒータイムを楽しみました。そして一行は、能登半島の一番奥、最北端の「禄剛埼灯台」へ。半島の先端ならではの270度のパノラマビューを堪能しました。
日暮れとともに、この日のメインイベント「キリコ祭り&ヨバレ体験」が始まります。この時期は奥能登が一年で最も盛り上がる「キリコ祭り」のシーズンど真ん中。祭りが行われる集落では「キリコ」と呼ばれる巨大な燈籠が夜な夜な町内を動き、各家では家主が親戚や親しい人を家に招いて御膳料理とお酒でもてなす能登の風習「ヨバレ」が行われます。一行は4人ずつに分かれ、この日お祭りが行われる珠洲市野々江地区の6軒のお宅の「ヨバレ」に特別に参加。奥能登の海と山の恵みが詰まった御膳料理とお酒、そして何よりさっき知り合ったばかりなのに家族のように迎えてくれた各家のご家族の心からのおもてなしに、「帰りたくない」と感涙する参加者もいたほどです。家の外を練り歩く「キリコ」を担がせてもらったり、祭りのための衣装「ドテラ」を着せてもらったりと、この地域の文化と人々により近づくような特別な時間となりました。
<2日目>
快晴の日曜日は珠洲のシンボル「見附島」から始まる、海と山をめぐるサイクリング。歩きとも車とも違う、自転車らしいスピードで奥能登を走ります。この日は珠洲で人気のパン屋「古川商店」の店主、古川一郎さんも特別参加。奥能登の気持ちの良いサイクリングロードを知る古川さんを先導役に、見附島を出発しました。
前半はフラットで走りやすい海沿いの道や家々の間の路地を。住民の皆さんからの「がんばって!」の声に、心も体も気持ちよさを感じながら、一行は能登半島を南へ西へ。最初の休憩スポット「真脇遺跡縄文館」へ到着。何千年も昔に能登半島で行われていた人々の営み、暮らしに思いをめぐらせました。
お昼ごはんは奥能登の海の幸を堪能したい!ということで「もりもり寿し能登総本店」へ。鮮度バツグンのネタを頬張った一行。いよいよサイクリングも後半です。海沿いはもちろん、山間も楽しめるのが奥能登のサイクリング。車が少ないので、気持ちよく走ることができます。2日間の旅のゴールは人気店「マルガージェラート」。県外から訪れる人も多いというこちらでは、能登産の素材を使った絶品ジェラートが味わえます。今回の参加者の中にもおかわりをする人が続出していました。
奥能登ならではの景色や食。サイクリングの途中に垣間見えた奥能登の日常の暮らし。そして、キリコ祭りやヨバレを通して体験した奥能登の風習や伝統。それらがギュッと詰まった2日間の奥能登旅となりました。「ツール・ド・ニッポン in 奥能登」の様子は、11月にレポートムービーの形でもご紹介しますので、そちらも楽しみにしていてください。
関連リンク
- PAPERSKYウェブサイト
- http://www.papersky.jp/