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参加アーティスト視察/深澤孝史さん、EAT&ART TAROさん 珠洲の元気な集落視察

アーティスト 2016.03.02
参加アーティスト視察/深澤孝史さん、EAT&ART TAROさん 珠洲の元気な集落視察

2017年秋の奥能登国際芸術祭2017開催に向けた参加アーティストの現地視察体験。2つめのレポートは深澤孝史さん、EAT&ART TAROさんによる集落視察レポートをお届けします。

2月15日、アーティストの深澤孝史さん、EAT&ART TAROさんが、大浜大豆を育て地域活性で大きな成果を上げてきた狼煙地区を視察しました。
最近大きな話題になりつつあるこの大浜大豆。昭和30年代後半、珠洲での葉タバコ生産拡大とともに下火になり一時は「幻の大豆」とも言われる程に消滅に瀕していました。平成14年、わずかに残った種豆からその復活に成功。大浜大豆からつくられた豆腐は、日本料理の有名料理人からもうまい!とお墨付きをいただく程の優良であり希少な品種であることがわかりました。その復活の立役者が二三味農産さん。現在は、貴重な在来種としての大浜大豆に珠洲固有の塩産業が生み出すにがりと奥能登の自然水をあわせたブランド豆腐を開発するなど、さらなる価値向上が模索されています。株式会社を設立し道の駅兼農産物直売所を運営するなど販路の整備も行われています。

視察体験当日は、道の駅狼煙の新弘之社長、横山振興会の表精二会長、横山地区の二三味義春区長のお三方からお話を伺いました。珠洲に伝わってきた在来種を大切にしていきたいという思い、その考え方に基づいて大豆とそばの生産に力を入れたくさんの方々に食べていただきたいという思い。それぞれの熱さがビシビシと伝わってくるお話でした。うまい豆腐をつくる原材料の大豆と味を左右するにがりの両方が珠洲の地域産品でつくれるだけでなく、豆腐のうまさを引き立てる味噌や醤油までもが狼煙の産品で完結できることのユニークさと珍しさ。それこそが真の地産地消だと盛り上がりました。

深澤孝史さん、EAT&ART TAROさんは、大浜大豆の豆腐とおからドーナツも試食。「おいしい、おいしい」と濃厚な大浜大豆独特の味と風味に感心していました。

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