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参加アーティスト続々珠洲入り/EAT&ART TAROさん 珠洲の食をめぐる

アーティスト 2016.03.12
参加アーティスト続々珠洲入り/EAT&ART TAROさん 珠洲の食をめぐる

2017年秋の奥能登国際芸術祭2017開催に向け、昨年初夏から参加アーティストの現地体験がスタートしています。EAT&ART TAROさんは、食をテーマにしたアート活動を企画・展開するユニークな食のアーティスト。2月13、14の2日間、珠洲の食文化を支える方々のもとを回り、たくさんのインスピレーションをいただきました。

最初の訪問は"珠洲のおさかなマイスター"前野美弥次さん。その目的は、蛸島漁港近海で水揚げされる魚や漁法についてお話を伺うこと。"おさかなマイスター"ならではの面白いお話をたくさん聞かせていただきました。EAT&ART TAROさんが驚いたのは、珠洲にたくさんある海藻を食べる文化があること。その種類の多さだけでなく食べ方のバリエーションも豊富にあることに興味津々でした。

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続いて訪問したのは、炭焼きのあごだしを製造されている「長手崎すいせん工房」のお母さんたち。アゴとはとびうおのことです。珠洲の名産であるあごだしがどんな作り方でつくられているのかを取材していただきました。珪藻土コンロの炭火で焼く→骨をきれいに取り除く→乾燥させる、というとても手のかかる丁寧な工程を経てつくられている炭火焼のアゴだし。アゴだしを使ったおいしい料理のこともたくさん教えていただきました。

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「長手崎すいせん工房」のお母さんたち

そして翌日。あごだし製造に使用する珪藻土コンロ製造業者、鍵主工業さんを訪問。能登半島は珪藻土で出来ているといっても過言ではないほどの珪藻土の産地です。珪藻土コンロの特性について説明を受けた後、製造工場を見学。東京では見かけることの少なくなった珪藻土コンロの良さをたくさん聞かせていただきました。

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鍵主工業さんから珪藻土コンロの説明を受けるEAT&ART TAROさん

その日はさらに、あえのこと、珠洲焼なども視察して駆け足の2日間の体験を終了しました。多くの方々から珠洲の魅力に関するたくさんのヒントをもらって帰っていただけたのではと思います。また、次回の視察体験が楽しみです。

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