ウー・ジーツォン+チェン・シューチャンWu Chi-Tsung + Chen Shu-Chiang

台湾

ウー・ジーツォン+チェン・シューチャン

Wu Chi-Tsung: photo by Chen You-Wei

◼︎ウー・ジーツォン(吳季璁)
1981年台北生まれ、台北在住。2004年国立台北藝術大学美術学院学士号取得。大学院で建築の勉強を進める傍ら、2002年頃から写真や映像を実験的に使用した作品を創り始める。中国の山水画や水墨画など東洋の伝統的なものを取り入れつつ、現代のメディアで表現される作品は、人間の錯視効果や視覚の限界を利用しながらも、詩的な雰囲気をたたえている。
2004年、2009年IT Park ギャラリー(台北、台湾)、2013年CFCCA(マンチェスター、イギリス)、2014年サイトギャラリー(シェフィールド、イギリス)などで個展を開催。日本でも2005年「秘すれば花:東アジアの現代美術」、2015年「六本木アートナイト2015」(東京)などに参加している。2003年に台北美術賞(台北、台湾)受賞、2013年にはWROメディアアート・ビエンナーレ金賞(ヴロツワフ、ポーランド)受賞し、国際的に活躍の場を広げている。

◼︎チェン・シューチャン(陳淑強)
1969年台湾新竹市生まれ。現在台北に在住。1988年台北私立高等学校芸術学部卒業。主に彫刻と絵画を創作。海に現れた骨、不細工な石、錆びた鉄、そしてとりわけ植物といった自然の素材で作品を作ることを好む。作家にとって、自然の物の型は、自然の混沌を象徴した形であり、「時間」を刻んでいる。分断された時間の記憶を素早く記録した写真のようである混沌は、常に作家を魅了している。主な個展に、「Mountain & Stream」(2017年嘉義茶博覧会、台湾嘉義市)、「Secluded/Psychitecture」(2013年藤の茶室、台湾台北市)、「Silver John」(2012年Show Gallery、台湾高雄市)など。2013年サンフランシスコHeadlands Center for the Art にて滞在制作実施。主な受賞に1993年台北美術展および国際版画デッサンビエンナーレ(台湾台北市)。
アーティストWEBサイト
http://wuchitsung.com/

展示作品

作品No.15Passing

作品会場は、かつて漁業用の網を修理するための倉庫として使われていた。作家はこの巨大な空間に、漁業用の網や、倉庫のなかに残されたものでオブジェをつくる。光の動きによって、スクリーン越しに変化していく形、模様は、地域の歴史、宇宙の広がりを感じさせる。
展示エリア 正院地区 旧漁業倉庫

これまでの作品

"EDGE OF LIGHT" Wu Chi-Tsung + Chen Shu-Chiang

"WIRE SERIES" Wu Chi-Tsung

"CRYSTAL CITY SERIES" Wu Chi-Tsung

"mountain" Chen Shu-Chiang

"BrainDrifting I" Chen Shu-Chiang

"stream" Chen Shu-Chiang