リュウ・ジャンファJIANHUA LIU

中国

リュウ・ジャンファ

photo by Qiug Zhu Wiug

1962年中国江西吉安市生まれ。陶窯地として有名な景徳鎮で陶磁器の仕事を始め、東洋最大の陶磁器大学である景徳鎮陶磁学院で学んだ。1989年卒業後、一貫して陶磁器を用い、悠久の歴史を持ちながらも不安定な自国の経済や社会を反映した作品を制作。モスクワ・ビエンナーレ2007、シドニービエンナーレ2010、光州ビエンナーレ2012(韓国)や美術館やギャラリー等での発表多数、国際的に活躍する中国を代表する現代アーティストの一人。日本では2005年 「東アジアの現代美術」(東京、森美術館)2015年 「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」に出展したほか、十和田市現代美術館に常設の作品がある。
アーティストWEBサイト
http://www.liujianhua.net/

展示作品

Photo:Nohagi Naka

作品No.33Drifting Landscape

※会期終了後も野外展示を行なっています(会期中と同じ条件の展示ではありません)

中国の代表的な陶器の街「景徳鎮」の陶器と珠洲焼が「見附島」近くの海岸に並べられている。珠洲焼は、大陸の影響をうけて生まれ、中世の日本を代表するやきものであった。また、珠洲のランドマークのひとつ「見附島」は、中国で仏教を学んだ弘法大師の伝説が残る。あたかも海岸に流れ着いたかのようにみえる作品は、今日の文明のあり方を問いかける。
展示エリア 宝立地区 見付海岸(※会期終了後、珠洲焼き資料館へ移設致しました)

これまでの作品

水中倒影(制作2001-2003)

白紙(制作2009-2014)

捨てられたもの(2015) Echigo-Tsumari Art Triennale 2015, photo by Gentaro Ishizuka