1971年アルジェリア生まれ。現在、パリ在住。ヴィデオ作品を中心に国際的に活躍。MoMA PS1、ヴェネチア・ ビエンナーレ国際美術展、サンパウロ・ビエンナーレ、ポンピドゥー・センターなど、国際的な注目を集める展覧会でたびたび物議を醸す作品を発表してきた。2006年ワールドカップでジネディーヌ・ジダンがマルコ・マテラッツィに頭突きしている巨大なブロンズ像がポンピドゥーの前に設置され大きな話題を呼んだことでも知られる。代表作に『リアルタイム(2003)』、『Décor (2011-2012)』など。
主な国際展に、横浜トリエンナーレ(2011/日本)、第50、52、56回ヴェネチア・ ビエンナーレ国際美術展(2003, 2007, 2015/イタリア)、第27回サンパウロビエンナーレ(2006/ブラジル)、個展に「PracKce Zero Tolerance」(2006/クリエ現代美術センター、ル・プラトー現代アートセンター/フランス)、『Adel Abdessemed: Dead or Alive』(2007, MoMA P.S.1/ニューヨーク)がある。
アデル・アブデスメッドADEL ABDESSEMED
アルジェリア / フランス
展示作品
Photo:Nohagi Naka
作品No.32ま-も-なく
使われなくなった駅、鬱蒼と茂る草木、風化した待合所。人の記憶から忘れ去られ、手つかずとなった旧鵜飼駅に、静かに佇む1台の列車。そして列車を貫く一筋の光。この場所の止まった時間が動きだし、“まもなく”なにか起こることが暗示される。
展示エリア | 宝立地区 旧鵜飼駅 |
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